私達は国立キャンパス100年の森プロジェクトを推進します。

トピックス

2018年11月30日

来月の定例作業日は12月21日(金)です

神代植物公園と国分寺崖線周辺植生の研修

秋晴の11月1日福嶋顧問と30名の会員が 神代植物公園と深大寺周辺で 植生と地層の研修に良い一日を過ごしました。河村進副会長に その一日の様子と果実を纏めていただきました:

植物多様性センター職員の方に皆聞き入る

植物多様性センター職員の方に皆聞き入る

植樹会では年間2回学外研修を行っており、本年5月には福島県只見地方の自然とブナ林を観察する一泊の研修旅行を行いました。11月1日には二回目の学外研修として日帰りで、神代植物公園と国分寺崖線周辺の植生を見学しました。当日はこの秋一番の冷え込みとなりましたが快晴に恵まれ、30名の植樹会員が神代植物公園正門に9時半に集合し、研修が始まりました。

国分寺崖線とは大古に多摩川が作った巨大な扇状地の上に富士山や箱根火山、浅間山などの火山灰が堆積(ローム層)して出来た武蔵野台地が多摩川によって削り取られ、さらにそれが隆起して出来上がった河岸段丘の崖の部分のことで、現在の多摩川の河原から見ると立川崖線、その上に立川面が広がり、その奥に国分寺崖線があり、その上が武蔵野面となります。一橋大学は立川面上に位置しており、その東側にある<たまらん坂>は国分寺崖線を横切る坂です。立川市砂川から始まった国分寺崖線は東南方向に向かって野川に沿って延び、東急線二子玉川駅付近で多摩川の岸辺に近づき、以降多摩川に沿って田園調布付近まで延びています。全長は凡そ30㎞に及び、崖線の高さは立川では殆どありませんが、深大寺辺りでは約15メートル、下流の田園調布辺りになると20メートルから30メートルに達しています。崖線の下側部分は保水力の高い砂礫層であるため崖線に沿って湧水が至る所から湧き出しています。

今回の学外研修の場所は、国分寺崖線周辺にあり、崖線のすぐ上の平地が神代植物公園と同植物多様性センター、神代植物公園を抜けて国分寺崖線を下りたところが深大寺、更に武蔵野面が深くえぐられた谷地状の低地にある都立農業高校神代農場並びに神代植物公園水生植物園、その谷の上の島状の台地にある深大寺城址と、狭い地域ながら大きな高低差のある極めて複雑で変化に富んだ地形です。

植物多様性センターでご挨拶

植物多様性センターでご挨拶

今回の研修も植樹会顧問の福嶋先生に指導して頂きましたが、現在の神代植物公園の飯田園長は福嶋先生の教え子であり、今回の研修では神代植物公園では飯田園長が直々に説明をして下さいました。また同植物多様性センターでもセンターの職員2名が説明をして下さいましたが、これも福嶋先生のお蔭であり、改めて感謝申し上げます。

神代植物公園では飯田園長がばら(薔薇)の専門家ということもあり、同園が世界に誇るばら園に関して懇切丁寧な説明を受けました。特に興味深かったのは、ばらの香りに関するお話で同園には7つの香りのタイプが全て揃っているとのことで、実際に様々なばらを嗅がせて頂き、芳香を堪能しました。また9月末に東京を襲った台風24号では猛烈な風の影響で一橋大学構内の樹木も多くの倒木被害を被りましたが、神代植物公園でも20mを超すユリノキの巨木が根元から倒れていました。飯田園長によれば台風被害の大きさを示すためにあえて撤去せずに倒れたままを展示しているとのことでした。最初に見学した植物多様センターも伊豆諸島ゾーン・奥多摩ゾーン・武蔵野ゾーンの3つの植生を再現して東京の多様な植生を判り易く展示しています。当たり前のことですが、大きな樹木から小さな花や野草に至るまで、全て名前がプレートに書かれており、訪問者にとって大変判り易くなっています。一橋大学の構内でも何がしか植物の名前が判る工夫をする余地が有るのではないかと思いました。

バラ園にて飯田園長のご説明

バラ園にて飯田園長のご説明

バラ園にて

バラ園にて


植物多様性センターで (1)

植物多様性センターで (1)

植物多様性センターで (2)

植物多様性センターで (2)


植物園を見終わって、深大寺門を抜け国分寺崖線の坂を下って、昼食は深大寺門前にある蕎麦屋の2階で名物の大根そばを堪能しました。そこからは国分寺崖線から湧き出した湧水を水源とする池を見下ろすことが出来て一部紅葉が始まった樹木と相まって、都内とは思えぬ素晴らしい環境でした。食後は湧水の脇で、福嶋先生から国分寺崖線と深大寺に関して地学的な詳細な説明があり、深大寺地域は湧水のお蔭で先史時代から人が住むようになり、水神信仰から始まって深大寺が発展し、関東地方では浅草寺に次ぐ古刹になったことなど、大変興味深い話を伺いました。名物の蕎麦も、そば粉はこの地域の産物ではないが良質な湧水のお蔭で有名になったとのことでした。

深大寺そばを満喫

深大寺そばを満喫

福嶋先生のご説明

福嶋先生のご説明


この後深大寺と所縁の深い青渭神社を見物した後、武蔵野面に深くえぐられたV字型の谷地にある都立農業高校神代農場を見学しました。ここは戦後一貫して農場として使われてきたことから、周辺の都市化の波から逃れることが出来て、国分寺崖線の本来の植生を最もよく残している場所と言われています。ここには東京では珍しいカタクリの群生地が有りますが、説明をして下さった同高校の田口先生によれば、生徒たちが毎年落葉掻きをするなど雑木林の維持を欠かさず行った成果とのことでした。更に谷の底まで下りていき、もち米を栽培する水田やワサビ田、ニジマスの養殖池などを見学しました。

田口先生を囲んで

田口先生を囲んで

谷地の水田

谷地の水田


圧巻は本年3月に田口先生達が谷の反対側斜面にショベルカーを使って掘り下げた地層の断面です。下は約10万年前の武蔵野礫層から約6万年前の箱根火山の噴火による軽石を含む赤茶けた色のローム層を挟んで上部の約1万年前のローム層まで続く凡そ1.5メートルの幅で切り取られて露出した地層です。福嶋先生から直前に受けた説明そのままの国分寺崖線の断面図の実物をここで見せて頂き、正直興奮するとともに大変よく理解することが出来ました。

地層断面を説明いただきました

地層断面を説明いただきました

下の地層は10万年前

下の地層は10万年前

この後深大寺に戻る途中で谷間にある水生植物園を回り、その背後の深大寺城址に登り、高低差のある複雑な地形を楽しみました。その後深大寺の境内を見学して、再度神代植物園に入り、各自思い思いのルートで散策した後、正門に集合して、午後の4時半頃に研修を終了しました。

水生植物園を廻る

水生植物園を廻る

良き一日に乾杯

良き一日に乾杯


今回の学外研修の幹事役は5月の研修と同様に飯塚義則幹事ですが、事前見学を含めた用意周到な準備、深大寺周辺の散策に極めて役に立つ資料の事前配布など、大変な努力を払って頂きました。深大寺や神代植物公園は東京で育った私のような人間には、遠足や行楽などで何度も来たことのある、ある意味では新鮮味の無い場所でしたが、今回は福嶋先生のご指導、飯塚幹事の万全な準備のお蔭で、その本当の価値を実感することが出来、大いに楽しむことが出来ました。お二人には心から感謝申し上げます。今回の研修を満喫した参加者一同は夕刻吉祥寺のビアホールに場所を移して、研修の余韻を楽しみました。

バラ園背景に集合写真

バラ園背景に集合写真

参加者名簿→こちら

 

What's New

●第190回定例作業:11月16日(金) 

雨天で作業の出来ない月が今年は2回有りましたので、この秋晴れが何より活力の元となり、教職員4名、OB51名、学生41名、合計96名と参加者数はやや少な目でしたが、一橋祭に向けての整備・清掃作業が 大いに捗りました。

第1班は消防器具庫南側の雑草除去と清掃を行いました。縁石から1米は業者さんの担当という事で、我々の作業はそこから内側に向け刈払機とホウキの出番でした。

消防器具庫南側作業前

消防器具庫南側作業前

きれいに刈りました

きれいに刈りました

消防器具庫横で刈払機

消防器具庫横で刈払機

消防器具庫南側作業後

消防器具庫南側作業後


第2班は図書館東側・南側の植込み整備、雑草除去と清掃を担当しました。既にかなり手が入っていた部分ですが、大勢の人が来られる地域でもあり、更に気持ちを込めてきれいにしました。

形を整えます

形を整えます

更にきれいに

更にきれいに

図書館南側作業後

図書館南側作業後


第3班は第1講義棟北側の植込み整備、雑草除去と清掃に取り組みました。先月来の折れた木の枝の残滓が残っていたり、建物寄りの一部は荒れた様相でしたが、丹念に作業しきれいにしました。

第1講義棟北川作業前

第1講義棟北側作業前

建物際を丁寧に

建物際を丁寧に

第1講義棟前

第1講義棟前


第4班は職員集会所東側・南側の植込み整備、雑草除去と清掃です。ベランダと周辺の部分も含め全体に眼を配り、一橋祭での茶道部野点の会場の整備も含め きれいにしました。

職員集会所庭作業前

職員集会所庭作業前

ベランダ周辺の清掃

ベランダ周辺の清掃


整備後の片付け

整備後の片付け

職員集会所南側作業後

職員集会所南側作業後


第5班はベテランOBの二人組で、アカマツ苗床から1本のかなりしっかりと育った大きさのものを掘り出し、ひょうたん池西側 に移植しました。

苗の掘り出し

苗の掘り出し

移植後支えを付ける

移植後支えを付ける


第6班は3年振りの自然薯掘りです。ハンドボールコート横に 予め目印を付しておいた処を、周りの雑草や木々の根を除去・切りながら堀り出しますが、ベテランの経験と学生のパワーが協力しながらこの大変な作業に取り組み、20cmから4-5cmのもの8本の収穫を得ました。作業後の交流会で味覚満喫の様子は 後段の「地産地消」をご覧下さい。

協力して自然薯掘り

協力して自然薯掘り

収穫

収穫


交流会では田中政彦先輩から 実演付きのとても為になる歌唱指導のお話をいただき盛り上がりました、曰く“♪長煙遠く”は朗々と(一寸バンカラ風?*)”♪武蔵野深き“は真面目に(両手を脇にピシッと添えて*)くれぐれも混同/間違わぬようにとのお話でした。(*カッコ内はHP編集子の勝手な補足?です)。

田中政彦先輩のお話

田中政彦先輩のお話


今月の 感想文は徳永興亜理事(昭42商)にお願いしました、
作業参加者名簿と作業地図と併せて こちら→

●一橋祭運営委員会との共同作業:11月12日(月)

今月23日-25日開催の一橋祭及び23日のホームカミングディーに向けたキャンパスの事前準備・整備作業の為に 一橋祭運営委員会との共同作業を実施し OB18名、学生80名(運営委員会47名・部/サークル33名)が参加しました。西キャンパスの本館北側・東側、消防器具庫南側、矢野二郎像周辺、国際交流館東側を主対象に植込み整備、雑草除去と清掃を行いましたが、縁石から一定距離は業者が行う場所もあり、奥に向かっての広い地域の作業となりました。
亦この機会に小山明さんがマツの苗8本をお持ち下さり、育苗地に植えました。

西本館北で丁寧に

西本館北で丁寧に

この何倍もきれいにしました

この何倍もきれいにしました


矢野二郎像の後ろで一生懸命に

矢野二郎像の後ろで一生懸命に

国際交流館前で作業

国際交流館前で作業


小さなマツの苗よ 大きく育って

小さなマツの苗よ 大きく育って

正門を入って直ぐの一部看板に掛かる樹木の剪定も併せ行いましが、その成果を 高田一橋祭運営委員長の寄稿と共に ご覧下さい:

一橋大学一橋祭運営委員会 2年
高田淳史

 一橋植樹会の皆様のご協力のもと、本日(11/12)の一橋祭特別清掃で西キャンパス本館北側・東側の植込み整備・雑草除去・清掃、矢野次郎像周辺の雑草除去・清掃、国際交流会館東側の雑草除去・清掃、そして西キャンパス一部樹木の枝の伐採を行わせていただきました。一橋祭に向けて構内の環境が整備されていく様子を見ていると、一橋祭本番が近づいていることを実感します。

今回の一橋植樹会の皆様のご協力に、委員会を代表して感謝申し上げます。今後とも、一橋祭の成功のために全力を尽くす所存です。

最後になりますが、今年度一橋祭は11月23日(金・祝)~25日(日)に開催予定です。ご都合がよろしければ是非、足をお運びください。

OB参加者:鈴木、津田、高原、湯川、大池、保坂、谷中、小槙、小山(明)、大川、芦田、高橋、河村、小山(修)、山口、飯塚、木田、善宝、

 

●臨時作業:11月19日(月)

西プラザ西側の整備と兼松講堂左側のマツの剪定、加えて中央庭園のツツジの上の蔦の除去等、もう少し手を入れたかった処をしっかりとやりました。
参加者:大池、小山、大川、河村、木田、鈴木

 

●今年の一橋祭:11月23日—25日開催

秋晴の3日間今年の一橋祭は 正門から兼松講堂に掛けて来場者で身動きに窮する程と言うと大袈裟ですが大変な賑わいでした。植樹会の「森のクラフト教室」も12年目を迎え、今年も沢山の来場者で熱気溢れるものとなりました。学生理事の木之田健さんからいただいた報告と写真でその様子をご覧下さい:


一橋植樹会 一橋祭クラフト企画ご報告

学部4年生・学生理事の木之田と申します。
11月23日より25日にかけて、植樹会は一橋祭にクラフト企画を出展させていただきました。

毎年、お子様連れをはじめとしてたくさんの方々の好評をいただいており、本年度も満席御礼となることしばしば、企画責任者として冥利に尽きる幸せであります。
クラフト企画の準備は非常に大変なものでありますが、子供も大人も笑顔にさせることができる当企画が自分は大好きです。

3日間で1000人余りの子供を笑顔にできる機会はなかなか得難いものであります。皆様のご理解を得られる限りは、これからも改善・継続をしていくよう願うばかりです。

身の回りの人すら笑顔にできない者が、他の子供たちを笑顔にしたいなどと無責任なことは申し上げられませんから、私が社会に出てからも自身の精進に努め、胸を張ってOBとして戻ってまいる所存です。来年以降のクラフト企画もどうぞよろしくお願い致します。

最後に、企画の根幹を支えて下さる佐藤様、細かな作業さえもお手伝いいただいた河村様・長谷川様、緊急時対応など的確な指示を下さいました筒井教授、励ましの言葉を下さいましたその他会員の皆様、心より感謝申し上げます。

加えて、献身的に作業参加をしてくれた学生理事たちに感謝の気持ちを抱きつつ、報告を終わらせていただきます。

経済学部 4年 木之田 健

 

●地産地消:椎茸と自然薯

折に触れホームページでもご紹介しておりますが、春の山菜/木の芽/サクラ等の葉、タケノコ、冬のミカン等々キャンパス内で採れた材料を使い定例作業後の交流会で大いに味覚を楽しまさせてもらう機会が年に何度かあります。今月は椎茸と自然薯をいただきました。
椎茸は昨年2月に 倒壊したコナラの大木を1米程に切り揃え 栽培用の原木として職員集会所裏庭に並べ ドリルで穴を開け種を埋め込んでから二夏を経て 収穫に至った物です(この作業の様子は2017年2月のホームページでご覧いただけます)。
やや育ちすぎ?かと思われる大きさになりましたが、味は問題無し、おいしくいただきました。

自然薯をいただくのは2015年以来の事、ハンドボールコート横で目印を付した箇所を掘るのですが、これが大作業。一時間余の奮闘の収穫は 三人の奥様方と女子学生の手でマグロの山かけとなり 皆でおいしくいただく事が出来ました。


 

●アカマツ基金へのご寄附

このたび母校の象徴的な樹木であるアカマツの害虫被害対策として「アカマツ基金」を創設致しました。
ここをクリック →

ぜひご寄附をお願い致します。

10月に次の13名の方からご寄附いただきました。まことに有り難うございます。
趣旨に添い、大切に使わさせていただきます:

本多完五郎(昭26学)   波多野昇(昭29社)   田中政彦(昭35経)
矢野隆夫 (昭37商)   志田哲朗(昭39経)   依田繁 (昭42商)
今井士郎 (昭42商)   服部達 (昭42社)   高場恭幸(昭43経)
杉本伸之 (昭43社)   芦田誠 (昭47社)   秦哲也 (昭50社)
一橋操道会

 

●新規会員登録

10月に5名の方に入会いただきました。ご支援有り難うございます。
新規会員の詳細は  →こちら

尚、入会に関しましては、会員登録はこちらをクリックしていただき、必要事項記入の上、支払方法「如水会DCカード口座よりの自動引落し」を選択し、「登録」ボタンを押していただければ、すぐに会員として登録されます。

お知らせ

悪天候で作業ができない場合でも、催し物を企画し、交流会も実施します。時間通りお集まりください。

作業参加申込

一橋植樹会では活動に賛同し,会員と して年会費で支援していただける方、 作業に参加して下さるボランティアの方を募集しています。 入会に関する質問にお答えしますのでクリックして下さい。

会員登録

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卒業記念植樹支援要綱

植樹会史

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