河村 進(昭和49経)

今年の緑の科学の初講義は4月18日に始まりました。 本学の構内を案内するキャンパスツアーです。
最初に約10分間、福嶋講師がスライドを使って

1) 現在の大学の緑の管理体制に関して、「国立キャンパス緑地基本計画」という
国立大学でも他に例を見ない立派な管理目標を持って実施していることと計画の概要
2) 実行の主体になっているのが、卒業生・教職員・学生が一体となった一橋植樹会というボランティア団体であること
3) 一橋植樹会にあっては学生も重要な働き手であり、受講生にも今後是非活動に参加して欲しい。

等の話をされました。
その後はグループ分けです。 10名から20名程度単位で5グループに分け、福嶋講師、筒井教授、八藤会長、関顧問、西村副会長が案内役に就き、東キャンパスのメタセコイア(丸池)、移転時に神田から移植した2本の大イチョウ(マーキュリー・タワー南側)から始まる本学キャンパスの緑の見所ツアーが開始されました。 柳原、大池、山口、秦、河村の4幹事もそれぞれグループに分かれてアシストしました。
当日は曇りでツアー開始時には小雨がぱらつきましたが、幸いにも本降りには至らずまばゆい新緑の中でのツアーとなりました。広大なキャンパスを1時間程度で回るため、事前に15か所のポイントを設定し、ポイント毎の植生の特徴並びに管理上の課題を説明する2点の資料(「緑地管理計画ゾーニング図」と「緑の科学 キャンパスハイク 解説のポイント」も学生に配布されたため、短時間で学生は状況を把握出来たと思います。
西キャンパス正門からの曲がった導入路を抜け、兼松講堂の脇から後ろを回り、更に矢野二郎銅像の前を通り 経済研究所の付近から岸田ロードの入口まで進みました。 昨年より1週間遅れての開講となったため、「桜の観察」をテーマにした今回のキャンパス・ツアーもソメイヨシノやシダレザクラは既に葉桜になっていいましたが、サトザクラは満開を迎えていました。受講生は意外な桜の名所に驚いたことでしょう。 矢野二郎像周辺一帯は手入れ不足のため以前は鬱蒼とした藪となって日中、日も差さなかった事、一帯をぐるりと取り囲む敷石も土に埋もれていた事、それを本学の国立移転85周年記念事業として一橋植樹会が修復して今のような立派な景観に復元したこと等の説明に学生は興味深く聴き入っていました。 殆どの受講生にとって初めて足を踏み入れるような場所が多く、本学の緑の奥深さに驚いていました。 翌週から7月まで続く全15回の講義の出発点として大変有効なキャンパスツアーであったと思います。 応援に参加して下さった幹事の皆様に改めて御礼申し上げます。

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