経済学部4年 堀池 尚希

10月に入り、国立は急に寒さを増してきたように感じます。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
現在、植樹会学生理事の代表を務めます、経済学部4年の堀池と申します。

冬学期が始まり、キャンパスには再び学生が集うようになりました。
私は4年生ということもあり、ゼミの卒業論文を残すのみで授業もありませんので、最近は専らアルバイトなどに精を出す毎日です。今日はそのアルバイトをきっかけに考えるようになったことを書いてみようかと思います。

私は、受験生の数学の答案採点を主な業務として行っております。高校時代の勘もだいぶ鈍ってしまったため最初こそ戸惑いましたが、新しく勉強して知識を身につけることで、現在はアドバイスの質にも拘れるようになりました。

勉強し直していくなかで数学そのものが面白くなり、いろいろな問題を見漁る機会が増えました。難解な入試問題に出会うとしばらく時間を忘れて集中できるので、いい暇潰しになっています。そして最近、入試とはまた一味違う問題を解きたいと考え、数学オリンピックのサイトを見るようになりました。どの問題も非常に難しいのは確かなのですが、オリンピックの特徴は、入試よりも知識に比べ発想を重要視することです。数学オリンピックと聞くと、私たちが聞いたこともないような公式や定理を用いるのかと誤解されがちですが、高校までの知識で十分に対応できるものばかりであり、中には中学生でも解けそうな問題もあります。

定理などの知識を駆使して解いていく入試の問題も学生には必要な勉強だと思いますが、私はこういった柔軟な発想を頭から引き出す訓練も同じくらい重要だと考え、またそれが多くの物事に共通していると感じます。私はこれから社会に出るにあたり、今まで培ってきた知識が通用するのか不安に思うことがあります。難しい課題にも挑戦しなければならないでしょう。そういったときに、新しい知識を得ていくことと、既存のノウハウを還元することどちらも努力することで、大きく成長できるのではないかと思っています。