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第39回一橋植樹会総会が開催される
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新緑の国立佐野書院で5月19日(土)第39回年次総会が開催され、今回は74名の会員の方々のご参加を賜りました。籏野会長の挨拶の後、議事進行に移り、「第1号議案 平成23年度事業報告並びに決算報告」、「第2号議案 役員改選」が報告・提案され、承認されました。これにより籏野会長が退任し、八藤南洋(昭40経)氏が会長に選任されました。
八藤新会長より「第3号議案 平成24年度事業計画並びに予算」が提案され承認されました。
写真:坪谷秀樹 財務部施設課
文:佐藤征男
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●5月18日(金)第106回月例作業
国立の大学周辺では作業日の当日午前12時過ぎ、空は黒い雲に包まれ雷鳴がとどろき、ぽっぼっと雨が降ってきました。作業が出来るかどうか危ぶまれましたが、集合時間の午後1時半には青空がのぞいてきました。
天気が良くなった中で、教職員5名、OB47名、学生34名の方々が集まり、作業にのぞみました。今回は、4名の方が初参加されて、作業に先立ち紹介がなされました。
当日の作業内容は当初予定と少し異なり、(1)第一ススキのゾーンの除草作業、(2)第二ススキのゾーンの除草とキキョウ、ナデシコ、オミナエシの植え込み、(3)第1研究所南側の植栽の手入れ、(4)図書館北側壁ツバキの刈込と経済研究所南側のハナミズキの伐採、(5)国立お花畑の球根の掘り出しと除草でした。またそれ以外で、KODAIRA祭での「森のクラフト教室」で使う木の台座などの材料の調達がありました。
予定通り作業が終了し、恒例の交流会が始まり、初参加者のうち3名の方に挨拶をしていただきました。
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今回の作業に新入生の参加があり、その中のKODAIRA祭実行委員の島田 菫さんに作業に参加した感想を寄稿文にしていただきました。
島田さんの寄稿文はこちら
● 5月19日(土)第39回一橋植樹会総会
総会で提案、報告そして承認された詳しい内容については、当日の総会資料をPDFに入れましたので、ご覧下さい。
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総会終了後、山内学長よりご挨拶をいただきました。内容要旨は次の通りです。
今年4月の入学式に講演されたオックスフォード大セント・ピターズ・カレッジのマーク・ダマザー学長にキャンパスがハーバード大キャンパスに似て素晴らしいと言われた。「スマートで強靭なグローバル一橋」の確立を目指す中で、「スマート」な大学の「顔」となるキャンパスは重要な役割を果たすので植樹会の活動は大学にとり大変ありがたい。また、今年スタートした「緑の科学」の寄付講義は「文理共鳴」を目指すうえで学生にとり効果のあるものである。
続いて、学生理事として長い間活躍し、今年大学を卒業した、中西晶子さんと小川優貴さんに表彰状と記念品が会長より贈られました。
最後に、国立キャンパス内の記念植樹の現状をパワーポイントで作成した「国立CAMPUS記念植樹」が川﨑理事の説明で映し出されました。今後のキャンパスの管理について参考になる内容でした。
総会終了後の懇親会が開催され、筒井教授から講義を受ける学生の状況などを説明されたスピーチがなされた後、ご出席者の最年長である中村啓太郎氏(昭25学)のご発声により乾杯を行って開宴し、歓談の時を過ごしました。
●新旧会長の就退任のご挨拶
会長就任のご挨拶
「一橋植樹会会長に就任するにあたって」
八藤南洋(昭40経)
この度一橋植樹会会長にご指名頂きました昭和40年経済学部卒業の八藤南洋です。大変光栄に思うと同時に責任の重さを感じております。仕事を終えたらお世話になった大学になにがしかの恩返しをしたいと考えていました。田舎で育ち緑や土に愛着があったこともあり、2005年に植樹会に入会し、作業に参加し今日に至りました。一橋植樹会は大学への苗木寄贈のための募金活動から始まりましたが、30年を経て、2003年にキャンパスの緑を維持保全するボランティア作業を主たる活動とする新生植樹会へ転換しました。来年には10周年の節目を迎えます。キャンパスの緑化が進み、又、環境も整備され、大変美しいキャンパスとの高い評価を頂くようになりました。これも偏に卒業生、教職員、学生の三位一体的な活動の成果であり、これまで携わって頂いた先輩の皆様のお陰と深く感謝しております。
私達のミッションはこの地道なボランティア作業活動を粛々と続けて行くことはもちろん、この精神を後輩に伝え、歴史を繋いで行くことであると考えております。新たに取組むべきテーマは「国立キャンパス100年の杜」を念頭に老木や弱っている樹木に代わる新しい苗木を植樹してゆき美しい緑と環境を維持して行くことであります、又、本年開始の講義「緑の科学」を継続し、このキャンパスを通して学生に自然科学の学びの場を提供し、感受性豊かな人材を輩出することであります。
この会は会員有志のボランティアによる現場作業と会員の皆様から頂く会費により活動し、運営しております。より多くの皆様にこの会の趣旨にご賛同を頂き入会して頂きたいと思います。会員の皆様には引続き作業への参加と経済的なご支援をお願い致します。
会長退任のご挨拶
「一橋植樹会会長退任のご挨拶」
籏野友夫(昭38経)
加納会長から引き継いでから、早いもので3年経ちました。振り返りますと、いくつかのことが記憶に蘇ります。「一橋植樹会の歩み」という小冊子を発刊したこと。平日の作業に参加できない方のために休日作業日を設けたこと。そして、昨年11月にボランティア作業100回目を迎えたこと。直近では、植樹会寄付講義「緑の科学」の開設の目途をつけたことなどです。
一橋植樹会総会前日の5月18日には、106回目のボランティア作業を行いました。これまでの作業参加者は、延べ7千人を超えたと思われます。参加者一人ひとりの母校ならびに母校キャンパスへの思いが積み重なり、まさしく世界オンリーワン的活動として素晴らしいキャンパス作りに貢献してきたと思います。
その間、植樹会活動を通して多くの方々と出会いました。特に、多くの学生達と接することが出来たことは、大いに刺激になりました。卒業後50年近くたってから植樹会活動に関わることにより、再び母校とのご縁が出来、かつ微力ながら母校のお役に立てる機会を得られたのは、大変ありがたく幸せなことでした。今更ながら、一橋大学に入って良かったという感を深くしています。
この3年間、少なくとも植樹会の活動を後退させることなく、この度次に引き継ぐことが出来ました。これもひとえに、会員皆様方のご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。合わせて、長年ご指導戴きました福嶋顧問と、活動をご支援下さった大学関係者にお礼申し上げます。
これからも、八藤新会長のもと一橋植樹会は進化を続けていくものと信じます。引き続き会員皆様方のご支援をお願い申し上げて、退任のご挨拶とします。ありがとうございました。
●5月12日(土)ホームカミングデーでの会員勧誘活動
良い天気に恵まれた5月12日(土)午前10時からホームカミングデーでの勧誘活動を行いました。
専用のブース前で、見えられたOBの方々に声をかけ、3点セット(勧誘フライヤー、申請用紙、振込用紙)を配布したりして、幹事13名と岸田夫人が奮闘しました。その甲斐があって、22名入会というまれに見る成果をあげました。他にも寄付してくださった方が3名おりました。
今回のホームカミングデーの参加者は1000名に及び昨年に比べ多くの方が国立キャンパスを訪れました。また、午後4時30分よりマーキュリータワー7階と東カフェテリアで懇親会が開催され、多くのOBの参加があり、大成功の催しとなりました。
●4月新規登録会員
4月もOB20名、学生2名の計22名にご入会頂きました。ご支援有難うございます。
今後とも宜しくお願い致します。会員の詳細はこちら
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