トピックス
キャンパスの銀杏
※写真はクリックすると拡大します
一橋大学とイチョウとの関係は大変深いものがあります。一橋会々歌「長煙遠く」にも「銀杏の梢青葉して」と歌われていますし、校歌(武蔵野深き・・・)の作詩者は「銀杏会同人」とされています。田﨑宣義名誉教授によれば、神田一ツ橋時代の商大のシンボルであった”公孫樹”は、国立移転の際には新キャンパスに移植されずに、1931年になってようやくOB(明治38年卒)によって植樹されたらしいとのことです。それ以来、国立のキャンパスにおいても正門付近を飾る堂々たる並木に育ち、また、キャンパス内の別の多くの場所にも緑陰を作っています。
その種子である「ギンナン」が、今年は例年よりも早く、既に9月半ば過ぎには落下を始めました。(上段2枚の写真は9月26日の状況)
これからは、地域の市民の方々も多く訪れてギンナンを大切そうに採集していく姿がよく見かけられるようになることでしょう。
写真・文:若月一郎
What's New
●9月19日(金)第135回定例作業
9月の定例作業日は、まだ大学が夏休み中であったために、学生の参加が極端に少なく、その分OBに負担がかかったように思われます。7月18日の前回定例作業日から2か月が経過し、夏を越えて、キャンパスには再び雑草がたくましい成長を続けており、参加者には遣り甲斐のある作業であったでしょう。
今月は、①矢野二郎像の周囲の「つる草の除去と剪定、雑草駆除」、②経済研究所南側の「雑草の駆除とツツジの整枝、つる草除去」に加え、③東キャンパス体育館裏の不要木の伐採・切断処分および、④岸田ロードの除草跡の跡片付け、と4か所に分かれて作業が行われましたが、学生の戦力が不足する中、参加したOBも学生も大活躍でした。
詳しくはこちら
●第5回休日作業(10月18日(土)実施予定)の内容が決まりました
◇日 時 平成26年10月18日(土) 午後1時から午後5時
◇集合場所 職員集会所(午後0時30分より受付)
雨天の場合でも作業内容を一部カットして取り進めます。
◇作業内容(予定)
(1)植樹体験
東キャンパスマーキュリータワー東側に、シラカシ、イロハモミジ、ヤマザクラなどを植樹する予定です。
(2)東キャンパス丸池及び東1号館建物周りの整備
草刈り、ツツジなどの植栽手入れ(つる取り、剪定)、不要木の除去などの作業を行います。
(本年は、キャンパス・ツアーは行いません。)
◇作業後の交流会
午後4時から西プラザ(生協食堂)で実施します。職員集会所で着替えて参加して下さい。
(昨年の休日作業から)
◇参加は事前に申し込みを
当日急きょ参加されても構いませんが、事前に連絡いただくと氏名入りのネームプレートを準備でき、また参加人員の把握が事前に出来るためお願いしています。
申し込みは下記の電話またはEメールにお願いします。
「一橋植樹会事務局」(如水会事務局内)
TEL:03-3262-0111
E-mail:shokuju@mercury.ne.jp
なお、各卒業年次の幹事からもメールによるお知らせを送る手筈になっています。年次幹事への申し込みも受け付けております。
●7月30日(水)キャンパス内の「大径木」調査を実施
「国立キャンパス緑地基本計画書」に掲載されているキャンパス内の「大径木」について、計画書作成後の消長をチェックし、最新の正確な記録を作成しようというプロジェクトが行われています。因みに、寄付講座「緑の科学」では、今年の講義の一環としてキャンパス内のサクラについて計測調査が行われました(植樹会OBもサポート)。
こちらは、それとは比較にならない大規模な樹木調査・記録作業です。 今回の調査対象とする「大径木」とは、幹回り150㎝以上(アカマツのみ120㎝以上)の樹木と定義されています。
第1回目は、東キャンパスについて、5月26日のKODAIRA祭の準備作業日に合わせ、福嶋顧問の指導の下に行われました。第2回目は、7月30日に西キャンパスを対象に、先生以下14名が3グループに分かれて精力的に実施されました。普段は全く人が入らない森の中にも踏み込んで、ヤブをかき分け、蜘蛛の巣を払いながらの難行苦行でした。
今後は残った部分を更に計測するとともに、調査結果を地図に落とし込む膨大な作業を施設課の伊藤さんにご協力をお願いし、記録の集大成を行う予定です。
●寄付講義「緑の科学」が終講
一橋植樹会から一橋大学への寄付講義として始めた「緑の科学」3年目が終了しました。
今年は、4月から7月末迄の夏学期毎月曜日4限目に、福嶋 司東京農工大名誉教授(一橋植樹会顧問)、筒井泉雄一橋大商学部教授(大学教育研究センター長)、関 統造如水会事務局長(「緑とエネルギー」について講義)、藤元晶子東京芸術大学助手(キャンパスの緑と鳥について講義)の4人の講師陣が、それぞれの専門分野をリレー式に繋いで15コマの講義に仕上げました。
「キャンパスの豊かな緑を題材に学生が自然の強さや危うさを学び、又、キャンパス・ツアーやフィ-ルド・ワークを通して実際に緑(自然)を観て、触って、知り、そしてそれを守ることの重要性を認識してもらう。そして、この過程を通じて”自ら実践する人間”になって欲しい、ひいては21世紀のリーダーに求められる、
“地球環境を守ることを行動規範とするような人材”の育成を図りたい。」という、本講座設立の理念が、如何なく発揮されたと言えるでしょう。
理事の樋浦憲次さんによる「今年の総括」です。講義全体の様子がよく分かりますので、是非お読み下さい。
詳しくはこちら
●9月17日(水)本年度第1回臨時作業(岸田ロードの整備)が行われました。
今年は都合により出遅れましたが、第1回臨時作業を有志7人に施設課の伊藤氏も加わり総勢8人で西キャンパスの西側、岸田ロード~如意団道場に至る一角で刈払機使用中心に朝10時から夕刻4時までみっちり行いました。
今年も8月の定例作業をお休みとした為、この一角は目をそむけたくなる程に伸び放題となっていました。
午前中は、岸田ロード沿いの両側に繁茂する雑草を刈払機で北から南へと次々と刈り取りました。キャフェテリアで昼食兼軽い休憩を摂った後の午後は主に如意団道場と第2ススキのゾーンの一帯を猛烈な勢いで攻めました。
毎年、この時期はセイタカアワダチソウが繁茂してその退治が大変です。
第2ススキのゾーンにはいつしか竹も侵食して居り、長く伸びた竹も次々と切り出しました。
作業終了の声がかかり道具を集めて撤収する時は達成感に浸るよりは全身を襲う気怠い疲労感に足取りも重くとぼとぼと更衣室に戻りました。
参加者の平均年齢約70才には少々過酷だったでしょうか。
●学生コーナー
今月は、学生理事の香川祐樹さん(8月寄稿文)、三輪健太朗さん(9月寄稿文)からいただいたエッセイをご紹介します。
香川さんは、「夏の過ごし方」についてユニークな考察(?)を提示してくれましたが、8月度の本HP更新がお休みであったために季節感がややずれてしまったことをお詫びします。
また、三輪さんは、自身の植樹会の活動経験を通じ、一橋大学のキャンパスの四季折々の美しさを再認識することができ、改めて本学に学ぶことができた喜びを語ってくれました。
香川さん(8月度)の寄稿文はこちら
三輪さん(9月度)の寄稿文はこちら
●7、8月新規登録会員
7、8月は5名の方にご入会いただきました。ご支援有難うございます。
今後とも宜しくお願い致します。
新規会員の詳細はこちら
尚、入会に関しましては、会員登録はこちらをクリックしていただき、必要事項記入の上、支払方法「如水会DCカード口座よりの自動引落し」を選択し、「登録」ボタンを押していただければ、すぐに会員として登録されます。