一2016年年頭の挨拶ー
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会長 八藤 南洋(昭40経)
皆様には佳いお年をお迎えになられたことと思います。
本年も変わらぬご支援ご協力をお願いいたします。
丙申の年を迎え既に1ヶ月が過ぎます。ひのえさるの年は変革の年、時代が動く年と言われています。これを暗示するかのように地球規模でも又国内外でも波乱が起きています。大きな変化への予兆ではないでしょうか。
翻って私達一橋植樹会活動にも変化の起こる年になるとの予感があります。
母校は「世界最高水準の教育研究拠点になる」とのその目標を明確にしました。如水会もこの方向性を支持し全面的にバックアップすると約しております。
植樹会もこのような世界水準の大学の拠点に相応しい環境・キャンパス作りに微力ながら協力して行きたいと思います。
再三指摘してきましたが、ここ数年来キャンパスの多くの樹木に変化がみられます。高齢化や衰弱化が著しい。これらによる自然倒木や大小枝の落下が増加しています。大学も多発する倒木や落下によって人身事故が発生したり建物へダメージを与えたりする被害を懸念されています。諸般の事情でこれまでなかなか手を付けられませんでしたが、今後は枯損木や衰弱木の伐採整理を行い、新たに苗木や若木を植えて世代更新を図って行く方向に転換して行くものと思われます。
これを実現するには中長期の計画策定が求められることになります。大学が
作成中と言われるキャンパスのマスタープランの中で上述の拠点づくりをそして各論としての樹木の計画的な伐採や植樹等の整備が考慮検討されるものと期待しています。
皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
-トピックス-
突然の雪の被害
1月18日未明に襲った降雪が、又もやキャンパスの樹木に多大の被害を及ぼしました。2年前の2月にも甚大な被害に見舞われており、その時に比べれば今回の方が軽かったようですが、それでもアカマツが真中から折れ、西キャンパス東のテニスコート脇のサクラが無残にも根元から倒れていました。
降雪量は2年前に比べると少なかったものの、水気を含んだ雪のために大きな枝が折れ、落下している場所が数多く見られました。
大学側は、一早く倒れた樹木、落下した枝の除去作業を業者に依頼されましたが、それでは十分とは言えず、1月22日の定例作業はこの事態に対応すべく、作業計画を一部変更して落ちた枝の除去作業にも精出しました。
今夏には満13年を迎える新生植樹会のボランティア作業を通じて感じられるのは、キャンパスの樹木の高齢化、衰弱の傾向です。
降雪の度に、或いは突然に古木が倒れたり、大きな枝を落とすのはその証左です。昨年末、3年がかりで取り纏めた一橋大学国立キャンパス緑地基本計画のレビュ-の編集後記にも触れ、又、折にふれて大学当局に進言してきましたが、人身事故を防ぐためにも本腰を入れて枯損木の伐採、そしてその後に補植に取り組むべきでしょう。
因みに、老化の進んだ大学通りのソメイヨシノの古木も一本根元から倒れていました。
<写真・文:西村周一>
What's New
●1月22日(金)第153回定例作業
本年最初の月例作業は、冬晴れに恵まれた1月22日に第153回定例作業として行われました。
参加者は、福嶋顧問・OBが53名、学生が76名の総計129名でした。
別項でもご紹介のとおり、4日前に降った大雪のためにキャンパス内には多くの場所で折れた枝が落下し、雪もまだいたるところに残っていたために、作業日の前日に植樹会幹部と大学施設課で現地を調査し、作業の内容を変更・調整しました。
当日の作業については4班に分かれ以下の3か所で行われました。
(1)西キャンパス経済研究所北から北門(除草、落ち葉・枯れ葉・枯れ木の処理)
(2)西キャンパス西プラザ西側(雑草除去、落ち葉・枯れ葉の処理)
(3)東キャンパス東2号館東側および中央庭園周辺(植込み整備、雑草木除去、整備・清掃)
まず、西キャンパスの経済研究所北側は、大量の落ち葉に覆われた通路を中心に人海戦術で整備・清掃し見違えるような成果を挙げました。
西プラザ西側での作業は、業者が集めた雪害による大量の落下枝の片づけ、清掃などを行いました。
東キャンパスの中央庭園では、落下枝の除去に加え、ツツジの植込みの中に繁茂しているササの除去が体力勝負の大仕事となりました。
また、丸池では池の中の落ち葉の除去が根気のいる仕事となりました。
東2号館東側は、繁茂した枯れ草、雑木の除去でしたが、範囲が広く大変な作業になりました。
<写真: 施設課 佐藤晴菜様>
■作業の詳細、作業感想文(寄稿者は理事の五島康晴さん(44経)です。)は→こちら
五島さんのレポートには、当日の様子がとても分かりやすく書かれています。
是非お読み下さい。
●寒ブリ大会(定例作業後の交流会)
今回の交流会では、毎年恒例の「寒ブリ大会」が行われました。
これは、福嶋先生から毎年見事な寒ブリをご寄贈いただき、先生、会員ご夫人方、学生の協力のもとで調理したブリ大根料理を交流会に提供するものです。
参加者から、「毎年楽しみにしているので、寒ブリ大会のある定例作業は絶対に休まない。」という声も聞きました。
福嶋先生自ら築地市場に仕入れに行かれたとのことで、毎年のことながら先生の見事な包丁捌きに感嘆の声が上がりました。
交流会場には、OBから銘酒のご提供もあり、参加者は旬の料理を堪能することが出来ました。
●今年も卒業記念植樹が行われました
当初、村田副学長のご臨席を得て1月19日(火)に予定されていた記念植樹が、前日の大雪の影響を受け、定例作業の行われる1月22日(金)に延期して実施されました。
今回の場所は、近年連続して行われていた西キャンパス第2講義棟南側の空き地から、南西部如意団道場、山岳部室前の一角へと移り、樹高4mのサクラ(御衣黄)が植えられました。
発起人代表の増田実佳さんが、銘板に刻まれた「灯」にこめた想いについて「卒業して行く我々皆で灯を掲げ、社会を明るくしていこう」と参加者に呼び掛けている姿が印象的でした。 大教センター長の筒井教授よりは「過去の思い出に浸るのではなく前を向き、今日のこの記念植樹を一里塚として欲しい」と卒業生を送るエールの言葉を頂きました。
卒業して行く学生諸君の未来が明るいことを祈り、そして、この日を忘れずいつかサクラの時期に戻ってきてくれることを願います。
■増田実佳さんの寄稿文は→こちら
●一橋植樹会新年会の開催
1月22日定例作業日の夜、国分寺駅北口の“プリンセス・ライラ”に、福嶋顧問もお招きして学生理事7名も含めた33人で恒例の新年会を開催しました。
八藤会長の開会の挨拶では今年にかける抱負を、間もなく卒業していく4人の4年生からは過ぎし日々の思い出と今後の抱負が元気よく語られました。飛び入りで参加された岩城悦子さん(昭47商)からも、「在学中お世話になった大先輩達に恩返しをしようとしても最早出来ないので恩返しに代えて、後に続く人達に贈って行くことを心掛けて来たし、これからも続けて行きたい」との胸に沁みるご挨拶を頂きました。 卒業して行く学生諸君も胸に刻んで欲しいと思います。
●学生コーナー
今月はお休みです
●植樹会へのご寄附
12月に次の方からご寄附をいただきました。まことに有難うございました。
植樹会活動のために、大切に使わせていただきます。
伊東 新祐様(昭42経)
津田 正道様(昭42商)
小杉 俊二様(昭42商)
西村 周一様(昭42経)
小野 俊彦様(昭42法)
●12月新規登録会員
12月は8名の方にご入会いただきました。ご支援有難うございます。
今後とも宜しくお願い致します。
■新規会員の詳細は→こちら
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