トピックス
2019年4月30日
来月の定例作業日は5月10日(金)です
4月のサクラは
「平成」から「令和」への発表で“万葉のウメ”に光が当たりましたが、弥生の空から皐月の風の訪れまでの間はサクラが我々の心の中心にあると思います。しかし先月来気温の変動目まぐるしい事多く、寒の戻りとかで第2週に奥多摩では満開のサクラに4-5cmの冠雪・・・とテレビの画面にミゼラブルな光景が登場する始末、キャンパスのサクラ達が心配ですが:
岸田ロードのサクラはカンザンやフゲンゾウ等4月中旬から下旬に花咲くサクラが主体ですが、定例作業日を経て中旬過ぎに至り、ご覧のような美しさです。サトザクラの代表ともいえるカンザンは八重桜ですので 色濃く華やかで彩りに厚みを加えます。
岸田ロードの南端野球場の南西角のオオシマザクラはその白い花と どっしりとした佇まいで辺りを引き締めながら 同時に清楚な明るい雰囲気を周りに与えています。
陸上競技場と野球所も周囲をサクラで囲まれています。サクラの花びらの舞う中を走り、サクラの木々に向かって長打を放つ・・新たなシーズンに向かって胸が高まります。
三月から四月の間何種類もの多くのサクラに彩られ、華やかに清らかに キャンパスに春が訪れ、新学期が始まります。サクラを詠んだ和歌では 西行の「願はくば花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」が有名ですが、「花見にとむれつつ人の来るのみぞ あたら桜のとがにはありける」と言うのもあります。西行の庵の桜が見事だと大勢やってくるのがいやで門を閉じた時のものらしいのですが、今日の上野公園や墨堤を見たら・・・、その時代でも花見の喧噪は既にこりゃかなわんのレベルであったのか、そもそもサクラとは静かにその美しさと儚さに心を通わす物なのか。我らがキャンパスは 新入生にも勿論先生方、職員の方々、学生諸君にとっても、更には子供連れのお母さん方や通り抜ける街の方々にとっても、耳や心を塞ぐ事なく、伸びやかにサクラの美しさと清らかさに触れ合えるところである事嬉しい限りです。
(写真/文:谷中健治)
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●第195回定例作業:4月12日(金)
寒さもあまり感じられず薄曇りで時折陽の差す中、新年度の最初の作業に顧問・教職員4名、OB 56名、学生49名、総勢109 名で東キャンパスでの作業に励み、加えてキャンパス内の山菜採集とタケノコ堀を行いました。作業には要管理木の整理、周辺樹木の枝すきを含む剪定が含まれますが、これらの作業は指定された卒業生のみが行い、その作業エリアにはそれ以外の者は立ち入らぬよう作業前の説明で念入りに注意が行なわれました。
第1班は東本館東側囲の中のヤマグワの枝落、エノキの除去等不要木の撤去と 周囲の整備・清掃を担当しました。
第2班は第3研究棟北側(体育館西側)のムクノキの除去と隣接する樹木の枝剪定及び周囲の整備・清掃に勤めました。剪定した枝や大小の落枝を処分しやすい長さに切る作業に大勢で取り組みましたが、学生諸君も先輩からノコギリの使い方のアドバイスを受け上手に切りそろえられるようになりました。
第3班は東1号館南側テニスコートと部室の間の雑木の除去と周囲の清掃に取り組みました。
第4班はマーキュリータワー東側のシラカシの木の剪定,雑草・落枝の除去や周辺の清掃に務めました。
作業と並んで恒例の山菜採集の為のキャンパス巡りを行いました。キャンパスの草花・樹木について福嶋先生の説明と指導を受けながら食べられる葉・花等を摘むのですが、今年は採集の種類を絞ってフゲンゾウ、イチヨウ等の八重桜の花、オオシマザクラやイロハモミジの葉、カントウタンポポの花等10種類近くの山菜が交流会の素材となりました。OBのご夫人方の手で美味しい天ぷらに料理され、歓声と共にテーブルに運ばれて、交流会を盛り上げました。
亦力自慢の学生諸君達の手で10本のタケノコが掘り出され、これも同じく天ぷらの材料となり皆を楽しませました。
今月の作業感想文は 樋浦憲次副会長(昭45 経)にお願いしました。作業内容、参加者、作業地図と共にご覧下さい:
→ こちら
●作業初参加の皆さん
今月は5人もの作業初参加の方を迎える嬉しい作業日となりました。皆さんから作業参加の感想を頂戴しました:
後藤哲也 (昭44商:木村栄一ゼミ、陸上競技部)
「大学構内産夏ミカンでのママレード作成法」を知人を介し籏野友夫さん(S38)宅で妻と一緒に教えて頂いたのがご縁で、4/12夫婦で初参加。
学生時代は縁薄かった東校舎の林間で一汗。
懇親会での構内産野草テンプラ「まゆみ」の味は・・。
では妻からも一言。
後藤まゆみ
テンプラ作りに参加させて頂きました。食材となる
植物が多く、自然に恵まれた構内の維持を活き活きと
楽しんでいるOB達もいいものですね。
井田武雄 (昭51商)
4月12日 (金) 一橋植樹会の作業に始めて参加しました。一部に葉桜が顔を覗かせてはいたものの、
まだまだ桜の花も楽しめる爽やか中で心地よい汗を流しました。キャンパスで採れた花や新芽の天ぷらとビールで作業の疲れも何処へやら。
各種食材がキャンパス内で採れるというのも緑豊かな一橋だからこそですね。
初参加でしたが周りの先輩方も親しく語り掛けてくださり新しいご縁も増えました。
これからも宜しくお願い致します。
山田務(昭51経)
この植樹会には、4年前に入会後、足が遠のいていました。気候もよくなり、また、作業後に山菜の天ぷらが食べられるとのことで、今回、4年ぶりに定例作業に参加しました。
当日の作業は、東キャンパスにおいて、小さな雑木や笹の刈り取り、下に落ちた枯れ枝等の収集を行い、その後は、他の作業班の応援に加わりましたが、この作業班では、大木(ムクノキ)の切り倒し、大木(シラカシ)の下枝の切り落とし等、本格的な作業が行われていました。
私は、第二の職場として、大学で教員生活を送った関係で、大学のキャンパスを身近に感じていますが、一橋大学のキャンパスは緑が多く、それがきれいに管理されている点で特筆すべきものと思います。これも、この植樹会の長年の多くの活動がなければ、到底成し遂げられていないものと思います。作業中に、多くの学生と行き交いましたが、このような環境の中で学ぶことができるという面でも学生は恵まれていると思います。
なお、作業後の交流会では、揚げたての多くの種類の山菜(タラの芽、山桜、タケノコ等)の天ぷらを美味しくいただくことができました。
蔵屋博文 (昭53 商)
S53卒の蔵屋と申します。
4月12日に始めて参加し、東キャンパスで主にカシの木の枝払いを行いました。
まずは現役を含めて大勢の皆様が参加されている事に驚きました。また、大先輩の皆様が脚立に上がりノコギリ等を軽々と扱われ枝払いされる様子にも驚かされました。
一方、実家の荒れ放題の庭も整備しないと、と
反省される半日でもありました。
それでも、実家はさておき、こんごも出来るだけ参加させていただきたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。
(卒年表記一部字句変更以外原文通り)
●臨時作業:4月11日(木)
職員集会所裏(建物横)に「腐葉土養生用囲い」を設置しました。先月に続いて2箇所目となります。
翌日の定例作業日に早速学生さん達が落ち葉を集め搬入しました。
参加者: 津田、徳永、湯川、高原、大池、河村、飯塚
●今年度の「緑の科学」開講:4月9日(火)
今年で8年目となる緑の科学の新学期が始まりました。例年学生から人気高く抽選で受講生を決定していましたが、今年も300人の応募者の中から抽選で選ばれた60名の定員で開講、福嶋、筒井、藤元、関、飯塚の諸氏を講師として,4月から7月に掛けて14回の講義が行われます。教室の講義に加えて 観測や管理作業の実習等フィールドワークを行いOBが実習のお手伝いをします。4月9日のキャンパスツアーも案内・説明役で同行しました。
●一橋植樹会総会のお知らせ
第46回(令和元年度)一橋植樹会総会を下記の通り開催致します。
この機会に多くの皆様に当会直近の活動状況を説明申し上げ今後一層のご理解とご支援を賜りたく存じます。
お誘い合わせの上、お出掛け下さいますようご案内申し上げます。
総会資料は総会前に全会員に郵送致します。ご出席の皆様には本年度議案並びに当会関の運営に関する自由闊達なご意見、ご提案をお願い致します。
日時 | 令和元年5月18日(土) 10時30分受付開始 11時開会 |
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場所 | 一橋大学佐野書院 (電話 042-577-5230) |
会費 | 5,000円 |
お申し込み・ お問い合わせ |
(一橋植樹会事務局) 電話:03-3262-0112 Fax:03-3262-2150 Eメール:shokuju@mercury.ne.jp |
●学生コーナー
新年度、新学期の始まりで 植樹会の学生理事会も顔ぶれが変りましたが、今年度もホームページに 若者の声と見方を寄稿文として届けてくれます。
今月は新任学生理事の北岡凛太郎君(法3)と高橋真悠さん(社3)が寄稿文を寄せてくれました:
北岡凛太郎君(法3)こちら →
高橋真悠さん(社3)こちら →
●アカマツ基金へのご寄附
このたび母校の象徴的な樹木であるアカマツの害虫被害対策として「アカマツ基金」を創設致しました。
ここをクリック →
ぜひご寄附をお願い致します。
3月に次の2名の方からご寄附いただきました。まことに有り難うございます。
趣旨に添い、大切に使わさせていただきます:
坂田時恩(昭40商) 関戸康男(昭40社)
●新規会員登録
3月に21名の方に入会いただきました。ご支援有り難うございます:
新規会員の詳細はこちら →
尚、入会に関しましては、会員登録はこちらをクリックしていただき、必要事項記入の上、支払方法「如水会DCカード口座よりの自動引落し」を選択し、「登録」ボタンを押していただければ、すぐに会員として登録されます。