トピックス
令和2年11月30日
ー 今年の一橋祭は ー
9月以降 一部対面授業が再開され、課外活動も全面とは言えぬまでも行われていますが、構内立ち入りに依然大きな制限が課されている状況下、今年の一橋祭はオンライン開催という前例のない形で行われました。公式パンフレットでは オンラインのコンテンツは「一橋祭公式WEB各企画詳細ページに掲載されているリンクからご覧いただけます」と案内があります。
亦実行委員会により 一橋祭期間中にライブ配信を行なうメインチャネルが開設され、テレビ番組のように一橋祭の様々な企画がYou Tube Live にて放映されます。
公式パンフレットには演奏、パフォーマンス、講演会、各サークルト等々配信のスケジュールが列記されて選択できるようになっています。
今日の学生諸君には 日常・通常の選択肢・行動形式としてオンラインの活用の幅は広がる一方のようです。
上の写真でご覧いただいたように、一橋祭実行委員会/本部テントが兼松講堂の前に設営され、20人余の人員が各自のPCを駆使して、オンライン開催を運営しています。演奏用のステージも設営され、ビデオとライブで収録が流されていきます。
では 2006年から参加してすっかり定着した「森のクラフト教室」も 今年はオンライン?いえ、復元された国立駅旧駅舎のイベントスペースを展示と材料配布(初日21日のみ)の会場に使用させていただきました。
この企画で学生理事の中心となって頑張ってくれた齋藤俊輔さん(法学部4年)に、様子をご紹介いただくとともに、この特異な状況での大学4年生の様子や想いに少し触れていただく事をお願いしました:
コロナ禍と一橋祭を振り返って
法学部4年齋藤俊輔
学生理事を務めております、法学部4年の齋藤俊輔と申します。
11月21日(土)から23日(月・祝)まで、第51回一橋祭が開催されました。今回は、一橋祭の様子を報告させていただくとともに、現在の一橋生の生活についてお伝えできればと思います。
ご承知の通り、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行で生活のスタイルが一変しました。われわれ大学生の生活も大きく変化しています。
授業については、ゼミ・語学の授業を除いてすべてオンラインでの実施となり、キャンパスで友人と会い、会話や学食での食事を楽しむ機会もほとんどなくなりました。当然、友人との会食や飲み会の機会も激減しました。外出自粛の雰囲気こそ緩まってはいますが、感染に気をつけながら食事をしたり、オンラインで飲むようにしたりと、昨年までと同じように、とはなかなかいかない状況です。
そして、個人的に経験した一番大きな変化は就職活動のオンライン化でした。特に、僕の就職予定先について言えば、面接が全てオンラインに切り替わりました。そのため、選考過程では社員の方と実際にお会いすることなく内定をいただきました。実際に会わない状態で自分のことをしっかりアピールできるのか、オンラインでもうまく会話の雰囲気を作ることができるのか……と、悩むことも多くありました。
さて、11月21日(土)から23日(月・祝)まで開催された第51回一橋祭もまた、オンラインでの開催という形となりました。例年のような、教室を使った形態での「森のクラフト教室」の開催は困難でした。
他団体がオンラインでの動画配信に移行するなか、一橋祭運営委員会からお声掛けいただき、われわれ植樹会は来場者の方との対面での企画を行う運びとなりました。会場は、いつものキャンパスではなく、国立駅南口にある「旧国立駅舎」でした。歴史ある三角屋根の旧駅舎の資材を利用して今年4月に復元された「旧国立駅舎」には、国立市の歴史に関する展示室やイベントスペースが用意されています。このイベントスペースを利用して、一橋の森で集めた自然の材料で作ったクラフト作品の展示を行い、また21日(土)にはどんぐりや松ぼっくりなどを配布する企画を行いました。植樹会のみなさまや、学生理事の同期や後輩、一橋祭運営委員会の方々のサポートもあり、当日は100人近くの方々に材料をお渡ししたり、クラフト作品をみていただいたりすることができました。
僕自身、例年の一橋祭のような活気や規模での実施が難しく、またクラフト作品をその場で作ってもらうこともできない状況を悔しく思う部分もありました。その反面、「旧国立駅舎」という外部の施設で企画を実施したことにより、一橋の自然の豊かさや、クラフト企画について知らない市民の方々とも交流ができ、植樹会の活動を知っていただくきっかけとなったことには、大きな意義があったように感じました。また、持って帰るどんぐりを選ぶ子どもたちの真剣なまなざしや、栗の実を見て学内にクリの木が自生していることに驚く来場者の方の新鮮な反応など、オンラインでは感じることのできない人々との交流の感触を、いま一度噛み締めることができました。
今後の作業や来年度のKODAIRA祭・一橋祭がどのような形態になるか、未だ見通しが立ちません。それでもなお、卒業生と在学生とが、また一橋大学の関係者とキャンパス周辺の方々とが、キャンパスの自然を通じて交流することができるという、植樹会の活動の本質は変わらないのではないか、と感じております。
肌寒い日とコロナ禍が続きますが、みなさまくれぐれもご自愛ください。
What's New
●臨時作業
11月に5回の臨時作業を計画・実施しました。最終回27日は次月の報告とさせていただきますが,今まで作業をおこなっていなかった地域での作業を行いました。臨時作業は 午前・午後の2時間単位で 半日・終日の組み合わせでの作業ですが、一回の作業人員は6名迄、今月は20日までの延べ47名が参加しています。以下に作業地域/内容を列記いたします:
10月31日(土)(先月未報告)
・東キャンパス:東一号館周辺及び国際研究館前と南側のツル草や幼少木の除去
・兼松講堂東側の雑草の刈取り
・第一、第二講義棟南側の雑草の刈取り
11月4日(水)
・ひょうたん池周辺のツル草除去
・磯野研究館南側のツル草除去
11月11日(水)
・空手道場、如意団道場東側のススキとその他雑草の刈取り
・国立のおはな畑の整備
11月16日(月)
・中央庭園の芝刈りと周辺の整備
・国立のおはな畑の整備
11月20日(金)
・中央庭園芝刈りあとの芝の掻き集めと廃棄及びお化粧仕上げ
・北門から経済研究所裏側のオオブタクサ、ササ等の刈取りと除去
参加者:八藤(40経)、関戸(40社)、樋口(41法)、津田(42商)、徳永(42商)、高原(42社)、湯川(40社)、五島(44経)、谷中(45社)、兼歳(46経)、川崎(46経)、小槙(46法)、芦田(47社)、河村(49経)、小山修(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、山口(50法)、藤原(51商)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(53法)
●施設課とのWT会議
11月9日に コロナウイルス感染症の状況下1月以降初めての施設課とのWT会議(Working Team Meeting)が開催されました。7月以降の作業の方針・実施状況と内容を説明し 冬場の作業の見通し等今後の作業方針を伝え検討しました。刈取ゴミの集積場や用具の管理等も摺り合せを行いました。
又現在のコロナ感染症の状況下人数を5人程度に限って入構が認められる大学の方針に変更がないことも確認されました。
入会に関しましては、会員登録はこちらをクリックしていただき、必要事項記入の上、支払方法「如水会DCカード口座よりの自動引落し」を選択し、「登録」ボタンを押していただければ、すぐに会員として登録されます。