トピックス

令和3年6月30日

ひょうたん池

木々草花が溌剌と成長する時節を迎え計画に沿った整備の促進を図る中で ひょうたん池周辺一帯の整備も重点項目の一つです。4月末来 ササの刈取り、落枝・落葉の除去、枯損木の処理、不要木の除去、植込みの刈取り、縁石周囲の整備等時には池に半身を乗り出しての作業の様子をお伝えして来ましたが、今月は現在の池と周辺の姿をぐるりとご覧いただきたく思います:

鳥の見たひょうたん池(東側半分)

鳥の見たひょうたん池(東側半分)

東端 西プラザの西側

東端 西プラザの西側

南側から磯野研究館を見る

南側から磯野研究館を見る


池の南側 上田貞次郎先生胸像周辺

池の南側 上田貞次郎先生胸像周辺

括れの部分の石橋 西側から見て

括れの部分の石橋 西側から見て


関東大震災で倒壊した神田一ツ橋校舎から 国立への移転が公表された大正15年11月(1926)から、国立での最初の校舎である商学専門部が開校する昭和2年4月(1927)の頃のキャンパスの構想図には、兼松講堂や図書館と並んで横長の池の姿がほぼ現在の池の位置に見られ、かなり早い時期から池の構想があったと考えられます。

ウエッブで「東京商科大学」を検索していましたら、昭和6年5月(1931)と年月明記ある「国立移轉記念」との封筒(?)とそこに収納されていたと思われる7枚の絵はがき / 写真に出合いました。出所や作者は明記ありませんが、大学関連の冊子か書物の中の1ページの趣で、「兼松講堂」、「大学本部及び教室」、「研究室及び図書館」、「商学専門部本館」、「図書館書庫の一部」(1と2)のモノクロ写真6枚と 水彩画の「本科全景」がその全容です。「本科全景」には東方やや上空から見た商学専門部本館とその前の丸池を含む東側が手前に配置され、更に大学通りを越えて西キャンパスの兼松講堂や図書館、本館と後方のグランドまでが柔らかい色調で描かれていますが、ひょうたん池の姿ははっきりせず、どうもこの池が姿を現すのは今少し後のようです。同じ人工の池でも 図書館前の縦長の浅い池は まだ何もない中央広場の西端に既に姿を現していて、兼松講堂を奥に見る写真の中で手前にはっきりと写っていますし、この水彩画にも描かれています。又前述のように東キャンパスの丸池も 既に姿を現していますから、昭和の相当早い時期にキャンパスの三つの池がそろった中で ひょうたん池が一番最後だったと言えるとかと思います。

東西に伸びたひょうたん池の全長・幅や大きさの公式な数字データは どうも見当たらないようで、掘られた年月日の記録も分かりません。当初から水源は井戸を利用してきましたが、令和2年4月に国立市の上水道に代わりました。人為的な水の循環は行なわずに、雨水が溜まり自動的に排水口から流れ出る自然循環で、水深は東西とも深い所で70cm、平成30年9月(2018)に西側半分の底を浚っています。

水の取り入れ口は西側先端ひょうたんの頭が南北二つに分かれる北側ですが、ひょうたんの括れの部分の石橋から西側奥の方を見ますと 手前左に大きなこぶ状の出っ張りがあり 頭の部分は真っ直ぐ先となります。西側半分の長さは東側とほぼ同程度の感じですが、周りの木々の密度が高まり西へ抜ける人以外は馴染みが薄いかもしれません。上の「鳥の見たひょうたん池」でも 右側が西半分へ続く部分ですが木々は密集し、陸上競技場のトラックの赤い色が透けて見える後方(南側)と違った趣となります。

石橋から西側を見る

石橋から西側を見る

西側の頭の部分

西側の頭の部分


池の西端

池の西端

平成27年(2015)発刊の「緑の回廊」も“ひょうたん池周辺”を採りあげています。テーマは 諸先輩の贈り物でたくさんの樹木が周辺に植えられ、日当たりが良いので シラカバやフェニックスのように残念乍ら国立の気候に合わなかった例外を除き 樹木が良く成長した。しかし長年手入れを怠った為 水面が見えなくなる程木々が生い茂った一時期もあり、その後悪戦苦闘の末現在の姿に戻せたとの記載です。毎年ひょうたん池周辺は 整備作業に取り組みますが、今年は更に入念な整備を 周辺の木々を含めて広い範囲で行い安らぎの環境を整えました。

ひょうたん池の住人についても 触れましょう:留鳥のカルガモの他に 毎冬マガモの飛来が見られると「緑の回廊」にあるのですが、残念ながらここ数年はこの渡り鳥は 行き先にキャンパスのこの池を選んでくれず見かけません。理由はどうも我が物顔の亀達のようです。いつも数匹はノンビリ甲羅干しの亀達 ミシシッピーアカミミガメは 名前通りの外来種ですが、大きいものは差し渡し28-30cmにもなります。雑食ですが、幼年期は肉食性強く、成長とともに草食性が強まるようで、恐らく渡り鳥の卵が狙われる事多発 之を嫌っての結果かなとの声あります。カルガモの卵は キャンパスの数カ所に巧妙に隠された巣の中で生育されヒナが親鳥(母親)と共にひょうたん池で泳ぐ様子を 昨年このホームページでご紹介させていただきました。下記の写真でご覧いただくアオサギも折に触れひょうたん池や 東本館前の丸池で姿を見かける事ができます。木々の濃い緑を写した池の水面にはあめんぼう、みずすましのような昆虫を見かけますが、お話を伺っている何色かの彩りのコイ達の姿を 目にすることは難しいようで、私もその機に恵まれておりません。(編集子)

池の住人

池の住人

(補遺)ウエッブ検索で 全国各地のひょうたん池を見ていましたら、東京工業大学に見つかりました。同じく関東大震災被災後、蔵前から移転した目黒区大岡山の台地斜面の裾に古くからある自然の湧水池で 呑川の流れのスタート地点との事ですが、現在は周囲をフェンスで取囲まれ 学生達の寛げるスポットではないようです。

 
 

What's New

● 臨時作業

3回目の緊急事態宣言は6月20日に解除されましたが 7月11日までまん延防止等重点措置発令で、臨時作業は従来と同様の人員数と厳重な管理体制の下で、6月中5回の作業を計画・実施しました。先月未報告の5月31日とあわせ 作業内容をご報告申し上げますが 、今月作業最終回の6月30日に付いては 後日とさせていただきます:

(1)5月31日:

  • オオブタクサの刈取を中心にした作業
  • ハンドボールコート東側空間の雑草刈取と不要木の除去も行い ひょうたん池周辺との連続を確保する

(2)6月7日:

  • ひょうたん池南側のササの刈取、西側のシラカシの木の枝落としと 不要木除去及び枯損木の抜倒
  • ハンドボールコート周囲の下草や灌木の刈込み

(3)6月11日:

  • 岸田ロード両脇の下草刈りとオオブタクサの除去
  • 第二ススキノゾーンのオギ、イラクサ、オオブタクサの刈取・除去
  • 如意団道場前と南側の下草とオオブタクサの刈取

(4)6月18日:

  • 西本館入り口左右及び旧学長室周囲の下草の刈取
  • 法人本部棟前右手の林縁辺部の下草刈り
  • 兼松講堂東側の下草刈り
刈払機能力全開

刈払機能力全開

念入りに

念入りに

片付けもしっかり

片付けもしっかり


兼松講堂の横東側スッキリと

兼松講堂の横東側スッキリと


(5)6月24日:

  • 図書館北側の下草刈り、ツバキとツツジの剪定
  • 経済研究所周辺と 矢野二郎先生像周囲の未済部分の下草刈り
軽雨の後

軽雨の後

矢野二郎先生像周囲の下草刈

矢野二郎先生像周囲の下草刈

トリーマーを使って

トリーマーを使って


作業参加者:八藤(40経)、関戸(40社)、樋口(41法)、津田(42商)、徳永(42商)、高原(42社)、湯川(42社)、 五島(44経)、谷中(45社)、小槙(46法)、芦田(47商)、林(47商)、河村(49経)、小山(49法)、須藤(50商)、木田(50商)、飯塚(50経)、秦(50社)、藤原(51商)、井田(51商), 村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(53法)

 

 

● 中央庭園の近況

昨年3月に大学は中央庭園の巨大化したツツジの株7本を抜去し 跡地に芝を貼り付けて模様替えを行いましたが、芝の生育等を見ながら下草刈りや植込みの刈入れを 今月9,10両日に造園業者が実施しました。中央庭園の他に 東キャンパスの丸池の内側、西プラザ前の庭園等同時に整備作業が行われましたが、開放感と明るさの増えた中央庭園の姿をご覧いただきます:


●アカマツ基金へのご寄付

5月及び6月に こちらのお二方からご寄付をいただきました。まことに有難うございます。趣旨に沿い大切に使わせていただきます。
野口健彦(昭35商)         高原正靖(昭42社)

  
参考「作業班ホームページ」はこちら →     

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